水炊きの発祥は?外国からの影響?
もともとは外国との貿易が盛んだった長崎に渡来した料理であり、洋食スープの料理から発展したものであるという説や、中国風の鶏肉料理のひとつとして長崎で盛んになり、その料理人が博多で店を開いたという説があります。
共通しているのは、海外からの影響を受けていた長崎が発祥の地と言われていることです。
そうして長崎から来たものが、博多で完成し今では博多を代表する料理のひとつとなっています。
しかし一方で、発祥が長崎というのは、発案者が海外で修行した長崎出身者だったというだけで、水炊きが生まれたのは福岡市である、という説もあります。
このように、水炊きの発祥には「諸説ある」という注意書きをつけざるを得ません。
発祥はさておき、今日こうして水炊きが博多の味として根付いているのは、博多で多くの人に食べられ、愛されているからと言ってもいいでしょう。